【書評】億を稼ぐ積み上げ力【終わるまで他のことをするな】

なるほどね

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ブログやYouTubeで活躍している、インフルエンサーのマナブさんが記した、

毎日の努力の大切さを教えてくれる「億を稼ぐ積み上げ力」をレビューします。

本書を読んで、ぜひ私と積み上げ仲間になりましょう。

もくじ

1.こんな人にオススメ

  • 継続が苦手な人
  • 目標があり、それに向けて走り出したい人
  • フリーランス的な思考を学びたい人

2.継続のコツは気合ではなく習慣

マナブさんのツイートをご覧になったことはありますか?

毎日「#今日の積み上げ」というハッシュタグとともに、

1日の行動内容を宣言しています。

そしてそれを上から順番に作業していきます。

一つ目の作業が終わらないと次の作業はしません。

多分食事とか生活関連の業務も、回せるものは後回しにするのだと思います。

時間を決めて一つの作業をこなすのも効率的ですが、

「この作業が終わるまで何もしない!」と決める方が、習慣化を目指す本人の本気度が表れます。

3.改善なき継続に成長はない

マナブさんはただ愚直に毎日作業をしているのではありません。

日々の継続の中にも、自分なりの仮説と検証も混ぜ合わせていきます。

そうすることにより、量と質の双方を同時に追求し、

「コツコツだけど高速な積み上げ」を可能にしています。

4.勉強から入るのではなく、とりあえず走り出す

よく勘違いをする方がいますが、

「自分はまだ稼ぐのに勉強不足だから、今は準備期間なんだ」

と言って行動に起こさない方がいます。

確かに最低限の準備や勉強は大事です。


しかし最大の勉強とは、本を読むことでも成功者の話を聞くことでもありません。

「自分が行動することによる経験」

それこそが一番の勉強なのではないでしょうか。


私(なるほどね)は中学時代、わかって当たり前な問題を答えられず、大恥をかいた経験があります。

その問題は三十路を越えた今でも覚えています。

そんなものなのです。

自分の血肉になるのは、大概教科書の文字からではなく、

自身の失敗を含めた経験からなのです。

「このくらいの知識でいいのかな・・・?」

という程度でも走り出してみましょう。

必死に行動すれば、大概うまくいって自信につながります。

失敗したって次の成功の種になるし、時間が経てばただの笑い話になっておしまいです。

ぜひ頭でっかちになりすぎる前に、一歩踏み出す勇気を持ってみましょう。

5.比べるのは半年前の自分

周りに目指すべき人がいるのは素晴らしいことです。


けれどもその人に憧れるばかり、その人と自分を毎日比較するのはやめましょう。

1日だけ一生懸命何かを積み上げたところで、

その人のレベルが、いきなり1から100になることはありません。

昨日負けていたら今日も負けています。おそらく明日も負けているでしょう。

わざわざ勝てるわけもない諸先輩方に毎日勝負を挑み、

勝手に脳内で負けるのはやめましょう。

せっかく積み上げかけた習慣を崩しますし、何よりもいい精神状態を保つことができません。


ですので戦うべきは過去の自分です。

半年前が想像できなければ昨日の自分でもいいです。

  • 昨日は10分かかった作業が9分台でこなせた
  • 今日新しく英単語を一つ覚えられた
  • 先週できなかった筋トレメニューを、いつの間にかできるようになってた

そんな小さな前進を積み重ねましょう。


今レベル1の人はレベル1000のプロには敵いません。

けれども毎日ひとつずつレベルを重ねていくと、

3年経つ頃にはプロに肩を並べるようになっています。

必要なのは才能でも比較でもなく、「圧倒的な日々の積み重ね」です。

6.まとめ、感想

基本的に本書で言いたいことは「一つのことに全力投球」です。


また、継続の大切さは本書からいくらでも読み取ることができますが、

私は「フリーランサーの厳しさ」同時に読み取ることができました。

この本が発売された当時(2020年9月)のマナブさんは、

ブログとYouTubeを全力で積み上げていたことが書かれています。

けれども2021年8月現在では、マナブさんはYouTubeの動画更新はほとんどストップしており、

今は投資関連に注力されています。


もちろん一つのことを極め続けるフリーランサーの方もたくさんいると思いますが、

常に新しいものにアンテナを張り続け、行動&勉強を継続していくという大変さも勉強になりました。

繰り返しにはなりますが、まずこの本はフリーランサーを目指している方にオススメです。

そうでなくても、毎日コツコツと積み上げられる人の考え方を、

少しでも自分に取り入れたい人に、ぜひとも読んでいただきたいです。